おせち 通販 ひどい
おせち 通販 ひどい /失敗例
実際に私も数年前通販でひどいおせちを購入して後悔した事があります。
真空パックで送られてきて食べる前に自分でお重につめるタイプを購入したところ、真空パックから開けて並べてみると食材が少なくてスカスカで見栄えが悪く、味もそんなに美味しいとは言えず、正月早々がっかりした記憶があります。
真空パックのおせち事態が悪いわけではなく私が購入したおせちがひどかっただけかもしれませんが、取り寄せのおせちはたくさん種類があるので、中には詐欺みたいなおせちがあるのも事実です。
まずはおせち通販で本当にあったひどい失敗例をご紹介します。
中身がスカスカなおせち
実際にあったひどいおせちの中でも、一番酷かった失敗例です。
詳細は後述しますが、世間では『ひどいおせち事件』とよばれるほどの事件でした。
「スカスカおせち騒動」や「グルーポン事件」などと呼ばれ、今でも「こんなにもひどいおせち通販は無いだろう!」と言われるほどの事件は有名です。
中身スカスカすぎるおせちバードカフェが販売したひどすぎるおせちで、せっかく新しい年の始まりなのにいきなり出鼻をくじかれた人が続出しました。
サイト上のおせち料理がぎっしり詰まった見本に対して、届いたおせちは「器に対してスカスカな中身」でした。
さらに、開けた瞬間に酸っぱい匂いを感じたり、スカスカな器の中には6Pチーズがぽつんと入っていたりと、SNSはもちろんテレビでも取り上げられるほど。
おせち通販のイメージをどん底まで陥れた事件とも言えるでしょう。
バラバラに崩れているおせち
届いたおせちがバラバラに崩れているケースもひどい失敗例だと言えるでしょう。
雑な盛り付け、適当な盛り付けをする業者だったり、先に挙げた中身のボリュームが不自然だと片側に寄ってしまったり、別な盛り付けの部分まで崩れていってしまったりと残念な中身になって
しまいます。
もちろん配達時に多少崩れてしまうケースもありますが、それでもひどく崩れることが無いように器や盛り付けのバランスに気をつけてほしいものですよね。
基本的に評判の良いおせち通販サイトでは中身が崩れるケースは極稀ですが、粗悪な通販サイトを利用してしまうと中身がバラバラなんてこともありえますので気をつけましょう。
明らかに割高な価格のおせち
おせち自体がある程度のお値段がするものなので、この辺りの感じ方は人それぞれではあるのですが、粗悪な素材と手抜きメニューで割高な価格でおせちを販売している通販サイトも問題です。
少し上の価格帯のおせちを奮発して選んだのに、スーパーで普通に売っている並のおせちと変わらないクオリティのものがあるのも事実です。
スカスカだったりバラバラなおせちに比べるとマシな部類に入りますが、それでも良いおせちを期待していただけにがっかり感は否めません。
「なんだか思ったより物足りなかったよね…」なんて雰囲気が食事のムードが暗くなるのだけは避けたいところ。
年に一度のごちそうだからこそ、「高いけど値段以上の良い買い物ができた!」と思えるおせちを選びたいものです。
画像と実物が違い過ぎるおせち
通販のおせちの失敗例として、もっとも多いものですが、サイトで見たおせちの写真は、たいがいプロの写真家が美味しそうに見えるように撮影しているもの。
ちょっと見た目が違うぐらいなら予想の範囲といえるでしょう。
しかし、実際に届いたおせちの見た目があまりにも大きく違っていたらどうでしょう。
がっかりなお正月になってしまうのではないでしょうか。
掲載してある画像や説明文をよく見ると、読ませる気があるのかないのか、小さな字で「こちらはイメージです」なんて書いてあったりしますが、実際に注文をしようとしているときに、こんなところまで目が向かなかったりもしませんか?
それだけならまだしも、届いた実物の中身がスカスカのおせちだったり、使用している食品が説明されていたものと異なる食品となっていたというケースもあるようです。
思った味と違い過ぎるおせち
おせちは決して安くはありませんが、正月だし奮発して、高いお金を払っているのに、食べてみたら美味しくなかったというのでは、がっかりなお正月ですよね。
どうして見た目ほど美味しくないのでしょうか?
これは、調理の仕方だけの問題ではないようです。
通販に限らずかもしれませんが、通販のおせちは調理を早めに開始して保管している場合、届いてすぐに賞味期限や消費期限を迎えてしまったりすることがあるようです。
特に冷蔵タイプのおせちの場合は、自宅に到着後2~3日程度で賞味期限・消費期限を迎えることもあり、12月30日ぐらいに届くように注文すると、長くても1月2日には賞味期限・消費期限を迎えてしまうということになります
これを過ぎてしまうと、「あれ?美味しくない…」なんてことも起きてしまいます。
サイトによっては、この賞味期限・消費期限の表示がわかりづらくなっていることもありますので注意が必要ですね。
予定通り届かないおせち
おせちは年が明けてすぐに食べたいものですから、年末のうちに届いているのが理想です。
しかし、この配達でも予定通りに届かないということも起きることがあります。
これは適当な仕事をするおせち通販サイトにありがちで、クリスマス過ぎから年末年始にかけて配送・配達業者が混雑するのは、もはや当たり前に認識していなければなりません。
余裕を持った発送をせず、また明らかにお正月に間に合わないタイミングで注文を受け、さも「お正月に美味しいおせちを!」のような販売をしているひどい通販サイトも見かけます。
さらにひどい通販サイトだと、お正月に食べるはずだったおせちが、届いていなくて食べられない、店側の都合により一方的に注文をキャンセルされてしまう、なんてこともあるようです。
当然、返金はされて、お金の方は問題はなかったとしても、直前になってから「お届けできません」なんて言われても困ってしまいまいますよね。
別のところでおせちを探して注文しているような時間もなければ、おせちなしのお正月になってしまうなんてことも。
おせち 通販 ひどい /買わないための対策
私が実食したおすすめのおせちの共通点を挙げながら、ひどいおせちを買って後悔しないためのポイントをご紹介します。
もちろん、住んでいる地域やご家庭の味付けでそれぞれ食の好みがあると思うので、味については自分や家族の好みに合わせたおせちを選んでくださいね♪
冷凍・冷蔵を決める
取り寄せおせちでひどいおせちを購入しない為に最初に知っておきたいのは、おせち通販には冷蔵と冷凍があるという点です。
どちらもメリット・デメリットがありますが、ポイントとしては年末年始の自分たちのスケジュールによって選ぶのが良いでしょう。
冷凍は保存がきくので1月1日に食べられなくても大丈夫なので、年末年始は出かけてしまう人にもおすすめです。
冷凍おせちのメリット・デメリット
近年の冷凍技術は向上していると言われていますので、昔のように「冷凍=美味しくない」というのは単純に言えなくなりました。
むしろ鮮度をそのまま封じ込めて冷蔵物より鮮度が良い状態を保つケースもありますので、一概に味の変化を決めつけられないです。
例えば、年始から実家に戻って自宅でおせちを食べるのは4~5日も先という場合は、冷凍おせちが良いでしょう。
冷凍おせちのメリット
- 保存がきく
- 上品な味が多い
冷蔵おせちより日持ちするため、自分たちの好きなタイミングで解凍して食べられるのがメリットですね。
冷凍おせちのデメリット
- 解凍の手間がかかる
- 素材や食感を楽しむものは冷蔵より品数が少ない
- 解凍後の水っぽさが気になる
解凍するのに1日ぐらい必要な場合もあり、解凍のタイミングが難しいのと、冷凍したものを解凍するため、物によって水っぽくなる場合がある点は注意です。
冷蔵おせちのメリット・デメリット
出かける予定がなく元旦から自宅にいる場合、冷蔵おせちなら本当に簡単にすぐいただけます。
ちょっと気になるのは、生おせちの消費期限だと思います。
我が家で最初に匠本舗の生おせちを頼んだ時も、消費期限が【1月2日迄】というので、最初は購入しようか迷っていました。
ただ、冷静に考えてみると、正月から3日も4日もおせちだけ食べていたら飽きますし、2日で食べきるのに丁度いいボリュームでした。
結局、他にカニやお鍋やオードブルなども食べるので、消費期限は特に問題ないというのが家族の感想です。
冷蔵おせちのメリット
- すぐに食べられる
- 見た目鮮やか
- 素材の風味や食感が味わえる
解凍する手間がかからず、そのままの状態ですぐに食べれる手軽さはメリットです。
冷蔵おせちのデメリット
- 保存がきかない
- 味が濃い
到着日を指定できない&日持ちしないため、食べる日程が限られます。
消費期限を過ぎたら食べられない?
ほとんどの冷蔵のおせちは消費期限が1月2日までになっていますが、実際に3日以降は一切、口にしてはいけないの?と思う人もいるかと思います。
あくまでも自己責任とはなりますが、我が家ではしっかり冷蔵保存のうえ1月3日~4日ぐらいまで食べたことがあります。
冷凍おせちの食感は?味は?
私は6社の冷凍おせちを食べてみましたが、6社のおせちともに解凍したものとわからないくらい美味しかったです。
- 【シュガーレディ】おせち
- 【オイシックス】おせち
- 【快適生活】おせち
- 【ディズニー】おせち
- 【板前魂】おせち
- 【博多久松】おせち
最近の冷凍おせちの瞬間冷凍技術はとても進歩していて解凍してドリップなどが出る事もなく食感も生おせちと言われてもわからないくらいです。
かまぼこも普通に生のかまぼこを食べたのと同じ食感でした。
味、冷凍おせちは日持ちのことを考えなくていいので、薄味にも出来ます。
アメリカでは成人病になる子供が増えているため今年のディズニーおせちは子どもの健康を考えて塩分控えめ基準に合格したおせちに『ディズニーチェックマーク』がついています。
冷凍おせちの解凍方法は?
解凍方法はとても簡単で届いたお重のまま冷蔵庫に入れておけばOKです。
ただ、解凍するのに20時間~30時間(外気温冷蔵庫の設定温度によってかわります)くらいかかるので食べる時間を逆算し余裕をもって解凍しましょう。
私が食べた【板前魂】【博多久松】の冷凍おせちは小さかったのと外気温が高かったからか冷蔵庫の設定温度「弱」12時間くらいで十分解凍できました。
【みんなのお祝いグルメ】【快適生活】のおせちも前日昼頃に冷凍室から出し冷蔵庫に入れたり、暖房のきいていない室内でおいていたりしましたが約15時間くらいで解凍できましたが、これはご家庭の室温や冷蔵庫の温度によって変わってきます。
早く解凍しようと思っても、おせちが傷むので暖房のきいた室温には、置かない事をおすすめします。
冷蔵おせち(生おせち)の味は?
私は【匠本舗】【ちこり村】の冷蔵おせち(生おせち)を食べてみましたが、【匠本舗】『新玉の息吹』のおせちは出汁のきいた優しい味でどれも美味しかったです。
【ちこり村】のおせちは味が濃すぎる事もなく田舎のおかあさんが作ってくれるようなとてもやさしい味のおせちでした。
盛り付けたあとにパッケージしてあったので配送でおせちがかたよることもなかったです。
栗きんとんが特に美味しくて、後日、中津川の栗きんとんだけ通販で購入したくらいです。
素朴な味がお好みの方には、ぜひおすすめします!
冷蔵おせちの気になる点
私が冷蔵おせちを注文する前に私が一番気になっていた事は、到着日が12月30前後に到着で選べない事でした。
29日に届くとはやすぎるし、早く着いたら賞味期限は短いのかな?と思って不安になっていたのですが、サポートセンターに電話で問い合わせてみると、「到着日が決まりましたら事前にメールでお知らせします。もし、どうしても都合が悪ければ他の日に変更できるか運送会社に直接聞いてみてください。賞味期限は29日に届いても30、31日に届いても2018年1月2日です。他に何か聞いておきたいことや質問はございますか?」と丁寧に教えてくれたので、安心して注文を決めました。
ただ、年末の運送会社さんの大変さを考えると、なるべく変更せずに決まった時間に家にいるようにしようと思っています。
いちおしの冷蔵おせちは?
冷蔵おせちで人気の【匠本舗】のおせちは会員登録してもしなくても購入できますが会員登録すると次回の買い物に使えるポイントがつくのでお得です!
【匠本舗】は【カニ本舗】と一緒の会社ですので、カニの購入にも使えます。
味の違いを把握
おせち料理は地方によって味が違います。
大きくは関東と関西ですが、おせち通販では、料亭や料理人と商品開発しているものが数多くあります。
例えば、おせち通販の匠本舗のおせちでは京都の料亭監修のおせちが大半ですので、京都の味が色濃く出ており、博多久松のおせちでは九州の味が色濃く出ています。
どこの地方のおせちかということは確認したうえで注文するのは必須ですし、ふるさとの味に近いものを選ぶといった好みで選択するのも重要です。
価格の妥当性をチェック
お正月の特別な料理です。
「安くてお得」で決めてしまうものではありません。
通販おせちはどの通販会社も多くの価格バリエーションを用意していますが、安いところは安さなりの品質でもあるので、考えものです。
値段の目安としては、普通の家庭で1万円~3万円というのが標準的なようで平均は2万4,447円と言われています。
引用元: 2020年おせちに関するトレンド調査
1人当たりに換算すると7,500円~10,000円というのが一般的なので、4人家族なら4万円。
それを超えてくると、余程の有名店以外は「高過ぎ」という事になってきますのでご注意下さいね。
実績のない製造業者で購入しない
1番避けるべきなのは、実績のない製造業者のおせちを購入する事でです。
ネットでは実店舗と違い、予想をはるかに超えた数量が売れたりします。
実績のない製造業者でクーポン付きだと思って飛びつくと、予想をはるかに超えて注文が殺到して、製造業者は、喜びを通り越してパニックになります。
何とか出荷だけは間に合わせようと焦り、予定より早めに製造を開始したり、材料の仕入れが不足してしまった分をあり合わせで間に合わせたり、抜きにしてしまったりして、結果、出荷されたものは、超低品質過ぎるおせち料理に。
悲惨な状況になるまでの光景が目に浮かぶようです。
おせち料理の通販で実績のある業者であれば、出荷日から逆算し、自社での製造可能数を計算し、注文出荷数も制限したりして、高品質で出荷することが出来るようにしていることでしょう。
繰り返しになりますが、おせち通販でひどいおせち料理を取り寄せないようするには、予約するお店を慎重に選ぶことが大切になります。
おせち専門の会社と海鮮系のおせちはハズレが少ない
多角的に色々な事業を展開している会社よりは、おせち通販一本で事業展開している会社のこだわりは本気度が違います。
例外として、海産物の通販会社のおせちは一味違います。
特に鮮度や保存に気を遣うので食材の目利きや通販の扱いに慣れているところが多く、外れが少ないです。
中でも、おせち料理を何年も扱っているところは評判が良く継続的に事業している点から特に信頼できるでしょう。
そもそも通販会社は評判が業績に大きな影響を受けますので、実際に購入した人がリピートしているかも重要です。
長く続いているというのはリピーターが多いという証拠なのでSNSなどのネットでの口コミや評判もしっかり調べてみる事が大切です。
1品1品解説されていること
どんな通販おせちでも、購入前にどんなメニューで構成されているのか必ず確認しましょう。
きちんとしたお店なら、カタログやサイトではっきりと明記されているはずです。
使われている食材の産地や、保存料・合成着色料などの使用の有無が明記されているかも確認し、信頼できるお店かどうか判断しましょう。
お重ごとに「この料理が入っています」と1品1品解説していない通販おせちは注意が必要です。
実際に届いたら、写真と料理が違っていたという事があり得ます。
安心できるお店は1品1品アレルギー食材の説明や産地までもが記載されていますので、出来るだけ細かい解説がついているおせちを選ぶ事が大事です。
私が実際に取り寄せて美味しかった「岩元」監修おせち『匠』は、1品1品細かく原料まで確認することができました。
悪い口コミの内容
通販おせちだけに限らないチェックポイントですが、お店で購入するおせちも一度ネットで口コミを検索する事をおすすめします。
悪い口コミと同じ内容で自分にも届いたとき、許せる範囲かを前もって確認して、納得の上購入すれば期待外れでガッカリせずに済みます。
交換・返品・返金制度の有無
味や品質、値段もそうですが、お試しできたり、キャンセルを受け付けてくれたり、送料が無料だったりするおせち通販も多くあります。
おせち通販は配送の日時指定ができないことが多いですが、可能なところも一部あります。
更に少数ですが、全額返金制度があるお店もあります。
例えばオイシックスのおせちは、口に合わなかったという理由でも7割以上残った状態であれば全額返金してもらえます。
ここまでしてくれるお店はほとんどないですが、全額返金に応じてくれる通販おせちは、相当おせちに自信があるので不味いということもあり得ないと考えていいでしょう。
配送時のトラブルに応じるお店はたくさんあり、重箱が一部破損したり、ひっくり返って料理の汁が漏れたなどなど。
その際は返金ではなく、交換になることが多めなのでよく確認しておきましょう。
届く日と賞味・消費期限の確認を
届いた日から賞味・消費期限まで、どれくらいの期間があるかもとても大切な情報です。
どれだけ食べたいおせちでも、配送遅延が少しでもあると賞味期限を過ぎてしまうようなリスクがある場合は頼まない方がいいかもしれません。
到着日や賞味期限は要チェックです。
見た目は重要
見た目でフィーリングが合えば、結局それが1番というパターンがけっこうあります。
おせちの場合、見栄えの良さは大事ですよね。
家族構成に合わせたボリュームで選ぶ
おせちのボリューム(何人前あるか)というのも大事です。
おせちの大きさは色々ありますが、基本の6.5寸約19.5cm×19.5cm、特大の8.5寸約25.5cm×25.5cm、その他変形のお重があります。
おせちの賞味期限は短いので、他のお正月料理の量も考えて食べきれる量を選んでください。
我が家では家族3人ですが、子供が食べるほうなので、通販おせちで選ぶのは一番ボリュームのあるおせちです。
例えば、ここ数年我が家で何度か頼んでいる匠本舗では、必然的に5段重か6段重になるので選択肢が限られます。
- 大容量サイズ:5~8人前
- 普通より多め:4~5人前
- 標準サイズ:3~4人前
- 食べきりサイズ:2~3人前
家族の好みにあった味のおせち?
家族でも味の好みがバラバラです。
お子さんがいるご家族などは和洋折衷のものやディズニーなどキャラクターが人気があります。
ここ数年の我が家の好みは、出汁の味がしっかりきいた薄味でシンプルな料亭の味です。
洋風おせちもいくつか買ってみたのですがうちの子どもたちも小学生高学年になったので、最近はキャラクターおせちでもあまり喜びません。
老舗料亭のおせちが美味しいと言っていました。
- 和風おせち
- 洋風おせち
- 海鮮おせち
- 和洋折衷おせち
- 中華おせち
各おせちの写真をよく見てみると、これおいしそうだな~とか、これはいらないな~など好みがわかると思います。
例えばロブスター(伊勢海老)系・・・我が家は塩焼きやそのままボイルしているプレーンな味のものが好きです。
私はロブスターがグラタンになっているものは、あまり好きではありませんが、反対に子供はグラタンになっている方が好きです。
グラタンとか味がしっかりついたのが好きなご家庭もあると思うので、家族の好みで決める事をおすすめします。
漠然と写真をみるのではなく1品1品見ていくと、これ食べたいなっていうのが見えてくると思うのでじっくり観察してください。
味の好みは人それぞれなのでなかなか難しいですが、出来るだけ家族の好みにあったものを選びたいですね。
おせち 通販 ひどい /バードカフェのスカスカおせち事件(2011年)
おせちのひどい話で一番有名なバードカフェ問題。
問題になったのは、2011年のお正月なのでもう10年近くも前の話になりますが、かなり話題になりました。
正月用として通販で注文していたおせち料理のセットが、届いてみると写真とは違い非常にお粗末なものだったことがネットで広まったことで騒ぎになりますが、話はそれ以上に広がってゆきます。
その注文した店の名前は「バードカフェ」。
大震災前に起きたこの出来事を記憶しておられる方も多いでしょうが、このバードカフェおせち事件の話はここだけでは終わらずに細々と続いています。
事の経緯
2011年に横浜・藤沢に2店舗ある「バードカフェ」というカフェが作ったおせちの問題ですが、そもそも2店舗しかないような「カフェ」がおせちを作る事自体が、今考えるとナンセンスです。
また、ちょうど同じ頃に、アメリカ発のクーポンサイト「グルーポン」が日本に進出し、共同購入型クーポンの対象になりました。
共同購入型クーポンとは、特定の人数の購入者が集まるとディスカウントされるクーポンですが、結果、500人の方が共同購入に参加し、豪華なおせちが定価21,000円が共同購入で10,500円で買えるという事で多くの人が飛び付きました。
この豪華なおせちが半額で買えるわけですから、かなりお得なキャンペーンです。
しかし、実際に届いたのは、ひどい内容のおせちでした。
食べかけではありません。届いて開けたらこの状態だったそうです。
特に話題になった8Pチーズも入っています。
詰め方や仕切りが雑なだけではなく、品数も33品と表記されていたのに25品程しかなかったことや、キャビアとされていたものが、実際にはニセキャビアと言われるホテイウオの卵だったことなどの偽装があったこと、さらには肉類から変な臭い(腐臭)がする(配送がクール便ではなく、普通便で届けられたことが原因か)などのことで、購入者からは不満が大爆発。
購入者がネットでこの不満を次々と告発すると、同じようなものが1人だけではなく、複数の家に届いたことが判明します。
その騒ぎの中調べられたところによると、おせち作成時の衛生管理も土足のバイトが詰めるなど、かなり雑であった事も判明します。
そこでこれは詐欺ではないかということでこの「バードカフェ」の運営会社外食文化研究所に向けて、掲示板などで苦情が相次ぐと同時に、この問題もネットに広がって炎上、「祭り」になりました。
当然、ネットを中心に荒れに荒れて、TVニュースでもかなり取り上げられました。
バードカフェとグルーポン
そもそもバードカフェは、おせち料理の店としては全く有名なところではありませんでした。
しかし、この品物を注文した人が多かったのには理由があります。
それは当時、日本に進出してきたクーポンサイトである『グルーポン』が、このバードカフェのおせち料理を共同購入クーポンとして販売したことにあります。
共同購入クーポンは、複数の客が共同で購入することで大きな割引が出来るというサービスであり、世界ではこのグルーポン始め広まりを見せていましたが、ちょうどこの頃日本にこのサービスが上陸し、CMの出稿の他、ネットでもバナー広告をはじめとした重点的な広告展開により、知名度を広げていました。
その広まっていたグルーポンを利用しての共同購入の一つがこのおせち料理で、21000円のものが500人集まることによって半額の10500円で購入出来るということにより、購入者が増えました。
しかし、もともとは、グルーポンでの共同購入は100名という枠だったにも関わらず、途中で400追加し、合計500名になったのが実情だそうです。
2店舗しかないお店なのでキャパ以上に売れてしまって、色々と追い付かなくなった事が想像できます。
最初から500人分の材料を用意している訳はないですから、追加発注をするわけですが、年末はどこもかしこも同じ具材でおせちを作るので、手に入らなかったのでしょう。
おそらくは最初の100人分を500人前に分けた事が想像できます。
バードカフェに不満を持った購入者達は、クーポン提供元のグルーポンに対しても「このような店のクーポンを何故採用したのか」「こういうものが出されることを知っていたのか」という批判の声を上げる事になりました。
バードカフェのその後
社長辞任、返金
このような騒ぎが年末年始と続いた後、会社は返金対応を行うと発表します。
さらにバードカフェの運営元である株式会社外食文化研究所の社長の謝罪&辞任も発表されました。
この問題に至った経緯としまして広告掲載しました内容と比べてボリュームが足りないことと納品の遅れは、500セットの調理と詰め込みに予想以上の時間がかかり納品が遅れるという事態が発生してしまいました。
出来ないと判断しキャンセルの依頼をするべきところを、出来ないものを無理に行ったことがこのような事態を招きました。
引用元: Ameblo お客さまへのお詫び
しかし、年最初の料理を台無しにされたことや、辞任した社長の後継は元社長の父親ということだったことから批判の声は収まりませんでした。
そして、食品偽装の可能性などから、ニュースでも大々的に取り上げられていく事になります。
その後、1月の初旬に市が衛生問題でバードカフェに立ち入り調査が入り、また景品表示法違反だったかを問うため、消費者庁がグルーポン及び外食文化研究所に事情聴取を開始。
バードカフェの2店舗は正月より閉鎖し、そのまま休業状態となりました。
バードカフェの跡地に新しい店が出店
休業状態だった店(横浜と藤沢の2店舗)、とりわけ横浜にあった店の方で動きがあります。
2011年2月、バードカフェ横浜店の跡地にTHE GRANCH(ザ・グランチ)という飲食店が入ります。
また藤沢店の跡地には「フジサワキッチン」という店舗が入りました。
しかし、ザ・グランチの求人募集記事から、同じ外食文化研究所が店舗が名前を変えただけではないかということが広まり、再びプチ炎上状態になってしまい、開店されないままとなっていました。
それでも3月に、フジサワキッチンの方は開店します。
そして、東日本大震災を経た4月、横浜店のほうに「OKANO HOUSE」がオープンしますが、店は「横浜貸切パーティー専門店」を標榜します。
しかし、いつのまにかOKANO HOUSEは閉店して、2012年の1月、横浜の同店は「チーズ工房カマンブルー」として再オープンします。
ですが、同年1月末にまた閉店して、更に店名が代わり、イタリア料理「green+」がオープンします。
「green+」も2012年4月時点で営業を停止して、2012年4月にワンコインピザ、熟成肉、樽生ワインの「COLTS」を横浜桜木町に開店します。
次いで、2013年2月には、同じく神奈川の関内に「炭火焼&ワイン ヴァンプーレ」がオープンします。
その後運営する店は13軒にもなり、復活の兆しを見せてゆきますが、会社名が「外食文化研究所」から「SURF CAPP inc.」に変更されました。
しかし、2014年7月、そのSURF CAPP inc.が経営する茅ヶ崎の飲食店「串焼BAR プクプク 」において、6名が食中毒にかかるという事態が発生して、1日の営業停止処分となります。
それでもお店は現在も運営中です。
ひどいおせちを売りつけただけでは飽き足らず、悪評が立つ度に店名変更して乗り切ろうとして、食中毒まで起こしているのは飲食店としてちょっと疑問ですよね。
そもそも バードカフェ問題が起きた要因は、コストカット、発注量に対しての制作の見通しの甘さ、そして何より客の裏切られた時の反動の大きさを甘く見たのが原因の大きな部分を占めています。
日本人は食に対しては厳しいのに加え、おせち料理という日本人にとって重要なものでしたから、その勢いも最高潮に達したのかもしれません。
たしかに旬の料理はドル箱かもしれませんし、最近はそれを見越していろいろな業者が参入していますし、おせちもコンビニで予約が出来る時代です。
しかし、このように見通しが甘かったりノウハウがないところが簡単に参入すると大やけどをする可能性があるということだけは、各飲食業社に認識していただきたいと思いますよね。
グルーポンのその後
グルーポンは、このおせちの件がイメージを落としてしまい、同じクーポンサイトのライバルのボンパレが伸びてきて、首位を陥落してしまい、たくさん出ていたWeb広告も今ではあまり見かけないようになってしまいました。
しかし、同社でも当然のことながらバードカフェ問題を看過しているわけではなく、信頼回復や再発防止への取り組みが同社でもなされてきたといいます。
「グルーポンおせち」の復活
2014年の年末になり、グルーポンは4年ぶりにおせちの実績がある店舗に限定して取り扱いを再開しました。
グルーポンもおせちのことは気にしていたのか、バードカフェ事件以来、おせちの販売を自粛しており、管理・配送体制を見直して再開した形になりました。
おせち 通販 ひどい /博多久松のおせちをヤマトが配達できなかった(2018年末)
2018年末に起こったトラブルなので、結構最近の話です。
博多久松はおせち通販の老舗であり、配送もしっかりと整備している会社ですが、提携先の宅配便大手のヤマト運輸の手違いで起こった事件です。
福岡を出発したおせちは、通常通りに冷凍で運ばれていました。
しかし、埼玉県内の中継ポイントの載せ替えた際に、トラックの運転手が積荷の温度設定を冷凍ではなく、冷蔵にしてしまったのです。
おせちは、12月30日に北海道の家々に届けられる予定でしたが、29日に温度設定のミスに気づき、品質の劣化の恐れがあるということで配送を中止することになりました。
。
つまり、配送時にヤマトが冷凍便でお届けするところ、冷蔵のまま運んでしまったもので、結局北海道発送分の1268個がダメになってしまった事がありました。
博多久松は自分達に非がないにも関わらず、かなり誠実な謝罪対応をみせてくれましたが、残念ながら北海道の方がその年おせちを食べる事はできず、全額返金対応(もしかしたら注文金額の倍額?)で終わりました。
バードカフェ問題と違って、博多久松は全く悪くないのですが、消費者の怒りはヤマトではなくて博多久松に向いてしまったという悲しい事件です。
おせち 通販 ひどい /匠本舗のおせちが届かなかった(2017年末)
2017年末には、おせち通販の有名店匠本舗でも配送トラブルがありました。
関西を中心に12月30日予定が1月1日の夜に届いたりするケースが頻発したのですが、匠本舗は生おせちを売りにしているので、夜届いたのに、その日中に食べないといけないなどの制約もあり、注文された方の不満が爆発していました。
こちらも返金対応で終わっていますが、コールセンターの対応が悪いなど匠本舗側の不備もちらほらあったみたいですね。
匠本舗は老舗なので、その後完璧な対策を打っているようですが、特に年末は物流量の極端な上昇で、ただでさえ、遅配などのリスクは上がるのでそこは早めに頼むとかリスクヘッジしておいたほうが良いです。
おせち 通販 ひどい /買うべきおせちは?
ひどいおせちを絶対に選ばないコツは、結局は以下の基準で選ぶべきだと思っています。
- 冷凍おせち(配送でリスクがある)
- ショッピングモールで売れている(ショッピングモールでの売り上げは正しい)
- 値段が安い(そこそこ手ごろなのが良い)
配送トラブルはある意味不可抗力ではあるので、結局は味と値段と信頼性にいきつきます。
冷凍おせちは、冷蔵の生おせちに比べると味は落ちると言われていますが、気になるほどではありませんし、何より賞味期限が長いので配送遅延が起きても安心です。
これらのポイントを満たす一押しのおせちは、「板前魂のおせち」です。
板前魂は冷凍おせち通販の老舗ですが、ショッピングサイトの人気が凄まじいです。
下の画像は、楽天のおせちランキングです。
1位と2位が板前魂のおせちなんですが、口コミ数が12000件以上の口コミという圧倒的な高評価。
コスパも優れており、一番人気の「花籠」は、3~4人前で1万円を切る激安ぶりです。
他社だと同じサイズで15,000円が相場なので3割~4割安いです。
注意点としては、板前魂は各ショッピングサイトよりも公式サイトが結構安いです。
時期によるかもですが、1,000円程度違うので、理由が無ければ公式サイトで購入するのがおすすめです。
おせち 通販 ひどい /まとめ
バードカフェ問題のようなひどい失敗例を知ってしまうと、「通販のおせちはやめておいた方が無難だな」と思ってしまうかもしれません。
私も通販でおせちを注文することに不安を感じ、やめようと思った時期もありました。
しかし、通販のおせちは悪いことばかりではありません。
評判がよく、実績があるお店を選んで注文することができれば、おせちを自分で作る手間を省けるばかりでなく、美味しいおせちを味わうことができます。
個々に注文して、一手間かけるだけで、アレンジ盛り付けおせちでお正月の楽しみも倍増します。
お店選びのポイントもいくつか挙げましたが、気をつけたいことを頭に入れておくことは「信頼できるお店を選ぶ」ことになります。
確認することをしっかりと確認して、信頼できるお店かどうかを判断してくださいね。